施術家になるまでの自分自分は北海道は名寄市に生まれて途中北見近くの美幌町に住んでいました。その時の小学生時代に、左腕を骨折してしまいました。子供の骨折は本来で有れば早く治りますが、自分の骨折は脱臼と捻転骨折という複合した怪我でした。完治までは1ヶ月と長く友人が家に毎日来てくれたましたが、骨折が完治してからも左腕は思うように動かず、生活が困難でした。そんな時に自分の母親が『叔父さんの所で施術に行く？』と言ってもらい、初めて整骨院に行ってみました。叔父さんは丁寧に施術してもらいたった一度の施術でしたが、子供の身体の再生能力を促すには十分でその後かなり早く良くなりました。自分は子供の時から身体がかなり弱く、お医者さんのお世話になる事が多かったので、医療系に携わりたいと思っていました。途中看護師を目指してもいましたが、あまり勉強が得意ではなく受験に落ちてしまい、その際に柔整師である叔父さんのことを思い出し柔整学科の門を潜りました。学生時代は本来の目的を失うこともありましたが、学科の先生方から卒業間近に沢山の体験談を聞かせてもらい現在の自分になる事が出来ました。

新人・修行時代の自分新人時代はあまり世間を知らず周りの先輩方にはかなりご迷惑をかけていました。特に人間関係はあまり上手に出来る方ではありませんでした。先輩からは「井上先生は施術の事は上手いけど、人間関係があんまり上手くないよね」と言われていました。あまり気にしていませんでしたが、自分の教育担当の先輩からある日「井上先生はもっと伸びるから、周りの人の事ももっと見たらどう？」と言われました。その日から少しずつ周りの環境を自分なりに見るようになり、次第に考え方が変わりました。それまでは上手く出来ない事、結果が出ない事に言い訳をしていましたが、常に周りの良い結果が出ている先生の真似をして何でもプラスに捉えるようにしました。すると周りの人達との関係も、良い方向へ変化しました。あの時先輩の言う事を聞いて少しずつ行動を変えた事が現在の自分を作っていると感じています。まだまだ未熟で修行中ですが、新人時代よりも立派な施術家近づいているのではと感じています。千葉、宮城、新潟、北海道と色々な場所と患者様に会えるこの職業を続けていられるのは当時の院長先生や周りの諸先輩方のおかげだと思っております。これからもよろしくお願い致します。