悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

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ストレッチ不足
→筋肉がほぐれていない状態で急激に動かすと筋肉が動きについていけずに肉離れを起こします。

運動不足
→筋肉が硬くなると柔軟性が低下するため、引っ張られる動作によって切れやすくなります。

加齢
→加齢による筋肉の老化や運動不足で筋肉が硬直すれば、そこに負荷がかかることで肉離れに繋がります。

水分不足
→水分が不足してると、筋肉が痙攣を起こすことがあります。汗をかいた時だけでなく、飲酒でも身体の水分は失われるため肉離れを起こします。

冷え
→冬場やクーラーによって身体が冷えると、血流が悪くなります。冬場に足がつり、そのまま肉離れになるような場合もあります。

肉離れで知っておくべきこと

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まず、肉離れとは筋肉が断裂する怪我です。太ももやふくらはぎなどの筋肉が裂けることで炎症や内出血が起こり、患部が腫れて激しい痛みを伴います。部分的に断裂するケースが多いですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまうこともあります。

また、成長期には筋肉と骨の付着部にストレスがかかり、剥離骨折を起こすことがあります。成長期の骨の付着部は柔らかいため、筋肉の強い力で引っ張られることで骨ごと引き離されることが原因です。

さらに、実際に肉離れを起こした際の応急処置として、歩行を控え、すぐに冷やすことが重要です。水に濡れたタオルや保冷剤を使ってアイシングを行いましょう。

ただし、冷やしすぎないことが大切です。アイシングには内出血の拡大を防ぐ効果が期待できますが、冷やしすぎると筋肉が固くなり、回復に必要な血行を悪化させてしまいます。冷やしすぎて痛みを感じない程度を目安とし、時間は長くても30分程度に留めることをお勧めします。

症状の現れ方は?

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肉離れは、筋肉の収縮と同時に、逆方向に伸びるような力が働いたときや、疲労が蓄積されて硬くなった筋肉に負荷がかかることにより起こりやすいと言われています。急なダッシュやジャンプなどの動作によって発症するケースが多いです。肉離れの症状としては、痛み、皮下出血、熱感、腫脹などが挙げられます。

肉離れを防ぐためには、運動の前にしっかりとウォーミングアップを行い、適度に休息をとることを心掛けましょう。もし肉離れを発症してしまった場合は、早急にRICE処置を行うようにしましょう。痛みが強い場合は、なるべく早めに医療機関を受診することをお勧めします。

その他の原因は?

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この項目では、肉離れのその他の原因について説明いたします。

先述したように、ダッシュ、ジャンプ、ターンなど、急激な筋肉の負荷がかかる運動において、筋膜や筋組織が耐え切れずに損傷・断裂して発症することがあります。また、筋肉が疲れていたり、筋力が低下している場合には、発症のリスクが高くなるとされています。

さらに、準備運動の不足もリスク要因の一つです。運動前に準備運動としてストレッチを入れることや、「アップ」と言って筋肉を温めておく必要もあります。

運動不足や準備運動不足による肉離れは、ハムストリングの肉離れが多いため、入念にストレッチを行うことが大切です。

肉離れを放置するとどうなる?

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肉離れを放置したり、施術を途中でやめた場合、損傷した部位が完全に回復せず、つっぱり感や痛みが残ることがあります。また、筋肉が硬い状態や痛みが出やすい状態で回復した場合、再び筋肉を負傷する可能性が高くなります。

回復しきっていない肉離れの部位は、乾物のような状態になり、筋肉自体が硬く水分の少ない状態や、筋肉に血液が入りにくい状態になることがあります。肉離れを一度経験された方は、同じような痛みを感じた経験があるかもしれません。

肉離れの施術では、痛みを軽減する→筋肉の硬さを取り除く→さらに違和感を取り除いて柔らかくするところまで施術を行う必要があります。

当院の施術方法について

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肉離れに対する当院の施術方法には、急性期(特に痛みが強く、けがの症状が急激に現れる時期)と慢性期(症状が比較的安定している時期)の2つの段階があります。

急性期では、無理に動かすことで内出血や痛みが悪化することがあります。そのため、安静にしてテーピングなどを使用した保存療法が最適です。さらに、冷やすことで炎症の進行を抑えることも効果が期待できます。

慢性期では、鍼が有効とされています。鍼は筋肉を無理に動かすことなく施術ができるため、筋肉にかかる負荷を抑えることができます。

急性期と慢性期の判断が難しい方は、当院にご相談いただければ、適切な施術方法をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご来院ください。

改善していく上でのポイント

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患部を無理にストレッチして伸ばそうとしないようにしましょう。
患部を固定することで、損傷した筋肉の繊維を修復します。さらに、患部周辺の関節の可動域や筋肉の柔軟性を獲得・維持するためにストレッチや軽い筋力トレーニングを行います。負荷をかけすぎないように注意が必要です。

練習後は患部に熱感が発生することがあるため、アイシングを行ってください。
主にRICE処置と呼ばれる方法が効果が期待できます。肉離れ後、迅速に処置を行うことで、回復までの時間を短縮できる可能性があります。

また、キネシオロジーテープをリンパ型に数日間貼り直し続けることで、皮膚と皮下組織の間に隙間ができ、回復を促す効果が期待できます。

水分不足も肉離れの原因の一つと考えられますので、運動中は適切な水分や塩分、栄養素の補給を心がけてください。

急性期にどれだけ早く対応できるかが肉離れの回復の鍵となりますので、早めの対処を心がけましょう。